シミがあると脱毛できないって本当?

これからムダ毛の処理をするために脱毛サロンに通おうとする人にとって不安になる噂に、シミやホクロがあると脱毛できないというものがあります。

これは本当のことかどうかは、脱毛の仕組みを理解すれば自ずと分かってきます。

光脱毛は、黒い色に反応することで脱毛します

脱毛サロンで使用されている光脱毛は、通常なら肌に直接当てても何の反応も起こりません。

しかし、ムダ毛が持つ黒色の色素に対して反応を起こす性質を持っていて、照射されるたびに毛穴の中にある毛根を加熱させる働きを持っています。

本来なら毛穴の中で細胞と繋がったまま抜けることもないのですが、照射された光が毛根を加熱し、傷つけられることによって細胞と切り離されて抜けやすい状態となります。

この方法によって光脱毛の施術を受けて数日経過すると、ムダ毛が自然と抜け落ちるようになります。

光脱毛の仕組みはこのようになっていて、当然ながら黒色に近い色素があるとその部分にも反応するようになります。

シミに脱毛の光を当てられない理由

肌のシミというものは外部の紫外線や何らかの刺激を受けることで、表皮の深い層に存在するメラノサイトが体を守るためにチロシナーゼと呼ばれる酵素を活性化させ、アミノ酸であるチロシンを還元させることで色素を作り出します。

これが茶色であったり黒色であったりするのですが、メラニンのひとつ上の層に定着して広がることでシミを作りだします。

この働きは海水浴に行った後の日焼けと同様で、紫外線など外部からの刺激から肌を守るために体が自然に行う防御作用です。

大抵は2週間~1ヶ月ほどの時間をかけて、ターンオーバーを繰り返すうちに古い角質と一緒に排出されますが、肌の代謝が悪かったり、何らかの要因によって定着したまま排出されない色素も存在します。

当然ながら、これらの色素も照射された光に反応するため、シミがあったり日焼けをして肌が黒くなっている人は、加熱された色素によって肌が火傷を負うリスクを生じることになります。

そういった肌トラブルの要因となるものがある人は「施術ができない」と断られるようになるのです。

シミのある部位は脱毛できないの?どうしてもダメ?

とはいえ、ちょっとした薄いシミでもダメというわけではなく、程度によっては施術を受けられることもあります。

一昔前までは照射されるレベルが一定のため、どうにもできないこともありましたが、最近の脱毛技術が進化してきたことによって、照射レベルを調節して、肌にダメージが行かないぎりぎりの強さで脱毛を行うことが可能です。

ダメージを与えそうな場合は、その部位を外したり、保護シールを貼って行うことも可能で、どうやっても脱毛は無理ということはなくなっています。

また、レーザーによってシミを消す治療があるように、肌トラブルにならない程度の照射であれば、逆に色素を破壊して薄くすることもできるため、美肌目的の人にも推奨されているのが現状です。

基本的に断られるということはありませんが、色素沈着が多くて不安という人は、前もって脱毛サロンに相談してみると良いでしょう。